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悔
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くやみ
ふりがな文庫
“
悔
(
くやみ
)” の例文
斯
(
こ
)
ういう始末でねえお賤さん、御本家へもお
悔
(
くやみ
)
に
上
(
あが
)
りましたが、旦那がお
亡
(
なく
)
なりで
嘸
(
さぞ
)
もう御愁傷でございましょう、ヘエ
私
(
わっち
)
も世話に成った旦那で
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そのお
悔
(
くやみ
)
は無用々々、常が常なら梶原が身替くつちやあけえりませぬ、まだそれさへも疑ぐつて、親の命を褒美にくりやう、かたじけねえといふと早、詮義に詮義を
いがみの権太:(明治二十九年一月、明治座)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
「何を言ふんだ、——お隣だもの、お
悔
(
くやみ
)
の一つも言つて、死顏を見て來るが宜い」
銭形平次捕物控:262 綾の鼓
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
黙っていられず、自分も
早速
(
さっそく
)
悔
(
くやみ
)
に行った、そして
段々
(
だんだん
)
聴いてみると、急病といっても二三日
前
(
ぜん
)
からわるかったそうだが、とうとう
今朝
(
けさ
)
暁方
(
あけがた
)
に、息を
引取
(
ひきと
)
ったとの事、自分がその姿を見たのも
闥の響
(新字新仮名)
/
北村四海
(著)
その
疵
(
きず
)
のある
象牙
(
ぞうげ
)
の足の下に身を倒して甘い
焔
(
ほのお
)
を胸の
中
(
うち
)
に受けようと思いながら、その胸は
煖
(
あたた
)
まる
代
(
かわり
)
に冷え切って、
悔
(
くやみ
)
や
悶
(
もだえ
)
や恥のために、身も世もあられぬ
思
(
おもい
)
をしたものが
幾人
(
いくたり
)
あった事やら。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
▼ もっと見る
鏽
(
さ
)
びてゆく
鉛
(
なまり
)
の
悔
(
くやみ
)
、しかすがに
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
長「嘘を吐いて明けるわけじゃアねえが、
此家
(
こゝ
)
の親方がおめでたく成ったので
悔
(
くやみ
)
に来たんだが、
明日
(
あした
)
は
屹度
(
きっと
)
往
(
い
)
きますから宜しく、また濱田へお使いかえ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
生
(
なま
)
ぬるき
悔
(
くやみ
)
の
唸
(
うなり
)
順々
(
つぎつぎ
)
に
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
鳶「まア、
其様
(
そん
)
な長ったらしい
悔
(
くやみ
)
は
後
(
あと
)
にしておくんなせえ、さ、粂どん
此方
(
こっち
)
へ這入んなよ」
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
悔
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“悔”を含む語句
懺悔
後悔
悔恨
悔改
悔悛
悔悟
懺悔録
痛悔
改悔
懺悔状
一切我今皆懺悔
懺悔話
懴悔
色懺悔
懺悔心
悔状
慚悔
懴悔話
可悔
懺悔致
...