“已来”のいろいろな読み方と例文
旧字:已來
読み方割合
いらい71.4%
このかた28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ち予州は極めて僻在へきざいの地ながら俳句界の牛耳を取る証拠にしてこの事を聞く已来いらい猶更小生は『ほととぎす』を永続為致度念さかんに起り申候。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
一、余、去年已来いらい心蹟百変、あげて数へがたし。なかんづく、ちようの貫高をこひねがひ、の屈平を仰ぐ、諸知友の知るところなり。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)
この已来このかた秋稼しうかに至り風雨ついでしたがひて五穀豊かにみのれり。此れすなはち誠をあらはし願をひらくこと、霊貺りやうきやう答ふるが如し。すなはおそれ、載ち惶れて以てみづかやすみするとき無し。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
一切の法は、もとより已来このかた言説ごんぜつの相を離れ、名字の相を離れ、心縁の相を
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)