“すで”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スデ
語句割合
43.6%
42.2%
素手11.1%
2.4%
0.3%
赤手0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霎時しばらくにして海上を見渡せば、日はすでに没し、海波暗くして怒濤砂をき、遥か沖合には漁火いさりび二、三。
すでにその領域に入れば田疇でんちゅうことごとく治まり草莱そうらい甚だひら溝洫こうきょくは深く整っている。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ときすで東隣ひがしどなり主人しゆじんいへがべろ/\とめつゝあつたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すでにして猶子いうし左道さだうよろこばず、をしふべからずとして、江淮かうくわい追還おひかへす。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
——素手すでで行こうというのです。しかも、ぐっと相手をにらんだその目の底には、明るい微笑が漂うたままなのです。
およびターリアコッツォのあたり、乃ち老いたるアーラルドが素手すでにて勝利かちをえしところにいまなほ骨を積重ぬる者之に加はり —一八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
然るに今日島崎氏の詩をしりぞけて既にすでに陳腐の域に墜ちたものだといふ説がある、果してその言の如くであらうか。
新しき声 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
既にすでに多くの科学者や思想家が申し出たように、女性は産児と哺育ほいくとの負担からして、実生活の活動を男性に依託せねばならなかった。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
縁附えんづきてよりすで半年はんとしとなるに、なに一つわがかたみつがぬは不都合ふつがふなりと初手しよて云々うん/\の約束にもあらぬものを仲人なかうどなだむれどきかずたつて娘を引戻ひきもどしたる母親有之候これありそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
其處そこのところをそつ赤手すでつかまへて呉れる…… 暖い手で、にぎツてツても、すまアしててのひらツてゐるやつを螢籠の中へ入れる…… 恰ど獄屋ひとや抛込ほうりこまれたやうなものだが、ちつともそれには頓着しない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)