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已
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おわ
ふりがな文庫
“
已
(
おわ
)” の例文
さてこの不生、不滅という語を、もう一度他の語で申せば、「生滅を滅し
已
(
おわ
)
る」すなわち「生滅
滅已
(
めつい
)
」ということです。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
宮中の美人、皆侵掠され、百余日の後、懐妊する者
衆
(
おお
)
く、
尋
(
つ
)
いで往きて王に
白
(
もう
)
し、
罪咎
(
ざいきゅう
)
を免れんと
庶
(
ねが
)
う。王これを聞き
已
(
おわ
)
りて、心大いに悦ばず、云々。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
阿那律妙法を説き、寡婦聞き
已
(
おわ
)
りて塵を遠ざけ垢を離れて、法眼の浄なるを得たり〉。これが少なくとも、熊野の宿主寡婦が安珍に迫った話にもっともよく似居る。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
しかもそれが不生不滅という意味です。生滅を滅し
已
(
おわ
)
るということです。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
爾時
(
そのとき
)
大王この宝を
得
(
え
)
已
(
おわ
)
ってまた省録せず、ついに財物の想なしと言えるは辻褄が合わず、どんな暮しやすい世になっても、否暮しやすければやすいほど貧乏人は絶えぬ物と見える。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
業報尽き
已
(
おわ
)
ってこの地の答波樹林に還り、著翅狸身と
作
(
な
)
って身広五十
由旬
(
ゆじゅん
)
、両翅各広さ五十由旬、その身量百五十由旬あり、この大身を以て空行水陸衆生を殺し、免るるを得る者なく
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
すなわち夫のために婦となるべきを〉、時にかの牝虎師子に向って答うらく〈大力勇猛および威神、身体形容ことごとく端正、かくのごとく我れ今夫を得
已
(
おわ
)
れり、必ずまさに頂戴して奉承すべし〉
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
已
漢検1級
部首:⼰
3画
“已”を含む語句
已前
而已
已来
不得已
已下
已來
已上
已後
生滅滅已
已達
漢防已
而已歟
而已成
族而已
身子已是酥麻了
逝者已如水
我而已
成法已講
怨親已作平等心
已矣
...