“軒家”の読み方と例文
読み方割合
けんや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにしろ西にしひがしからない原中はらなかの一軒家けんや一人ひとりぼっちとりのこされたのですから、心細こころぼそさも心細こころぼそいし、だんだん心配しんぱいになってきました。
安達が原 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「しッ! 何だい。野中のなかの一軒家けんやじゃあるまいし、神尾神尾って大きな声で、黒門町さんなんか、はらはらしてるじゃないか」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
やまたかさもたにふかさもそこれない一軒家けんや婦人をんな言葉ことばとはおもふたが、たもつにむづかしいかいでもなし、わしたゞうなづくばかり。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)