“けんや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軒家70.0%
軒屋20.0%
乾也10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しッ! 何だい。野中のなかの一軒家けんやじゃあるまいし、神尾神尾って大きな声で、黒門町さんなんか、はらはらしてるじゃないか」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
見物なしあとより追付んとて平馬へいま願山ぐわんざんたもとを分ちやが泉州せんしうさかひを心指して行けるに日の中は世間をはゞかるにより夜に入りて伏見ふしみより夜船よふね打乘うちのり翌朝よくてう大坂八軒屋けんやへ着茲にて緩々ゆる/\と休み日のくるるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それをいやが上にもアコギな掘出しで、三円五十銭で乾山けんざんの皿を買おうなんぞという図〻ずうずうしい料簡を腹の底に持っていたとて、何の、乾也けんやだって手に入る訳はありはしない。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)