“淋代”の読み方と例文
読み方割合
さびしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羅針儀らしんぎも正確だ」大佐は、硝子蓋ガラスぶたの上を、指先で、コツコツと叩いた。「時間も、予期したとおり午前一時、淋代さびしろから、まさに六時間半、った」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ここは、上地郡内で、例の太平洋横断機の飛び出した淋代さびしろ海岸もその一部であるが、私が踏み入ったのは、この海岸より八甲田山の方へ六七里入った平野の村であった。