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口淋
ふりがな文庫
“口淋”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くちさむ
66.7%
くちさび
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちさむ
(逆引き)
「
何
(
ど
)
うも
御苦勞
(
ごくらう
)
さま。
疲
(
つか
)
れたでせう」と
御米
(
およね
)
は
小六
(
ころく
)
を
勞
(
いた
)
はつた。
小六
(
ころく
)
は
夫
(
それ
)
よりも
口淋
(
くちさむ
)
しい
思
(
おもひ
)
がした。
此間
(
このあひだ
)
文庫
(
ぶんこ
)
を
屆
(
とゞ
)
けてやつた
禮
(
れい
)
に、
坂井
(
さかゐ
)
から
呉
(
く
)
れたと
云
(
い
)
ふ
菓子
(
くわし
)
を、
戸棚
(
とだな
)
から
出
(
だ
)
して
貰
(
もら
)
つて
食
(
た
)
べた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「どうも御苦労さま。疲れたでしょう」と御米は小六を
労
(
いた
)
わった。小六はそれよりも
口淋
(
くちさむ
)
しい思がした。この間文庫を届けてやった礼に、坂井からくれたと云う菓子を、
戸棚
(
とだな
)
から出して貰って食べた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
口淋(くちさむ)の例文をもっと
(2作品)
見る
くちさび
(逆引き)
ただそのために急に
口淋
(
くちさび
)
しくなる人が、
年寄
(
としよ
)
りや子どものなかに多くなることだけはお気のどくだといわなければならぬ。そういうはげしい時代なら、年寄りは多分
我慢
(
がまん
)
をするであろう。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
口淋(くちさび)の例文をもっと
(1作品)
見る
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
淋
漢検準1級
部首:⽔
11画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々
“口淋”のふりがなが多い著者
柳田国男
夏目漱石