“墨痕淋漓”の読み方と例文
読み方割合
ぼっこんりんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懲役人の着る衣服と同じものを着た覚平は大きな旗をまっすぐにたてて町々を歩きまわるのである。旗には墨痕淋漓とこう書いてある。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ただ、そこで目についた物は、たッた一本取り残されてあった看板柱で、一同がふと見上げると、裏をかえして掛け直したらしい板面に、墨痕淋漓と書き流された達筆な文字。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
墨痕淋漓としたその真剣さはかえって彼女の胸に迫った。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)