“為立”のいろいろな読み方と例文
旧字:爲立
読み方割合
した50.0%
したて20.0%
シタ20.0%
じたて10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻は立派な文藝家に為立したてゝ遣る。そしてその作を公衆に説明して聞かせて遣る。こつちが妻にしてゐる以上は余程の長所がなくてはならん。
陸が人と成ってからのちは、渋江の家では重ねものから不断著ふだんぎまでほとんど外へ出して裁縫させたことがない。五百は常に、「為立したては陸に限る、為立屋の為事しごとは悪い」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
乾坤坊良斎の講釈「小堀家騒動」を本筋として、八百屋お七の世界に持ちこんで所謂実録物らしく為立シタてた狂言である。
草双紙と講釈の世界 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)