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為
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せゐ
ふりがな文庫
“
為
(
せゐ
)” の例文
旧字:
爲
さうして
先刻
(
さつき
)
と同じやうな鹿爪らしい顔付で、寒い
為
(
せゐ
)
かいくらか鼻頭をあかくして、——尚も家路とは反対な同じ道をヒヨロ/\と歩いてゐた。
失題
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
其
(
そ
)
の
名
(
な
)
を
直
(
す
)
ぐに
号
(
がう
)
にして、
今
(
いま
)
、こんな
家業
(
かげふ
)
を
為
(
す
)
るやうに
成
(
な
)
つたのも、
小児
(
こども
)
の
時
(
とき
)
から、
其
(
そ
)
の
像
(
ざう
)
の
事
(
こと
)
が、
目
(
め
)
にも
心
(
こゝろ
)
にも
身躰
(
からだ
)
にも
離
(
はな
)
れなかつた
為
(
せゐ
)
なんです。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今のやうなメカに暗誦させる流義では云はゞ
鸚鵡石
(
あうむせき
)
を覚えるやうなもんで何の役にも立たない。試験法の不完全は解り切つておるが、落第生の多いのは
此
(
この
)
為
(
せゐ
)
ぢやアあるまい。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
暑かつた
為
(
せゐ
)
か随分出ますね。家の子供達も今帰つて来ましたが折角買つた紅提灯を
蚊
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「疳の虫の
為
(
せゐ
)
だよ、お前……セメエンでも飲ましたらどうだい。」と祖母の声。
疳の虫
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
“為”を含む語句
所為
行為
何為
為合
無為
御為
徒為
為替
為様
有為
作為
以為
人為
為出
為立
為掛
為難
当為
為事
為方
...