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為
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た
ふりがな文庫
“
為
(
た
)” の例文
旧字:
爲
母親のお
豊
(
とよ
)
は
長吉
(
ちやうきち
)
が
初袷
(
はつあはせ
)
の
薄着
(
うすぎ
)
をしたまゝ、
千束町
(
せんぞくまち
)
近辺
(
きんぺん
)
の
出水
(
でみづ
)
の混雑を見にと
夕方
(
ゆふがた
)
から夜おそくまで、
泥水
(
どろみづ
)
の中を歩き
𢌞
(
まは
)
つた
為
(
た
)
めに
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
かたがた
私
(
わたくし
)
としては
態
(
わざ
)
とさし
控
(
ひか
)
えて
蔭
(
かげ
)
から
見守
(
みまも
)
って
居
(
い
)
る
丈
(
だけ
)
にとどめました。
結局
(
けっきょく
)
そうした
方
(
ほう
)
があなたの
身
(
み
)
の
為
(
た
)
めになったのです……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
莫迦
(
ばか
)
なことを云っちゃ嫌だわ。そんな事誰がするもんですか。妾には何の
為
(
た
)
めか分らないけれど、あんた今夜は嘘をついてるわね。
赤い手
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
僅
(
わず
)
かな原因ですぐ陥った一つの小さな虚偽の
為
(
た
)
めに、二つ三つ四つ五つと虚偽を重ねて行かねばならぬ、その苦痛をも知っている。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
夫に死なれた
為
(
た
)
めに、険しいさびしい性格になつて常に家庭の悲劇を起した母も死んだ。
難
(
むづ
)
かしい母親の犠牲になつた兄も死んだ。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
その帆前船に
乗
(
のっ
)
て太平海を渡るのであるから、それは/\毎日の暴風で、
艀船
(
はしけぶね
)
が
四艘
(
しそう
)
あったが
激浪
(
げきろう
)
の
為
(
た
)
めに二艘取られて
仕舞
(
しま
)
うた。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
すなわちかく解釈すると
為
(
た
)
めにその歌が初めて生きて来て、その歌句がよく実況と合致し何等その間に疑いを挟む余地はないこととなる。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
子供が軽快に遊戯する
為
(
た
)
めの服装で無く、母親が子供を自分の
玩具
(
おもちや
)
にしたり他人に見せ附けたりする為にこてこてと着飾らせるのである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「夜深うして
方
(
まさ
)
に独り
臥
(
ふ
)
したり、
誰
(
た
)
が
為
(
た
)
めにか
塵
(
ちり
)
の
牀
(
とこ
)
を払はん」「形
羸
(
つか
)
れて
朝餐
(
てうさん
)
の減ずるを覚ゆ、睡り少うして
偏
(
ひと
)
へに
夜漏
(
やろう
)
の長きを知る」
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
怜悧
(
れいり
)
に見えても
未惚女
(
おぼこ
)
の事なら、
蟻
(
あり
)
とも
螻
(
けら
)
とも
糞中
(
ふんちゅう
)
の
蛆
(
うじ
)
とも云いようのない人非人、利の
為
(
た
)
めにならば人糞をさえ
甞
(
な
)
めかねぬ
廉耻
(
れんち
)
知らず
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
肩に背負つた風呂敷包には、二宮金次郎の道徳のやうな、格安で、
加之
(
おまけ
)
に「お
為
(
た
)
めのいい」
石鹸
(
しやぼん
)
や
白粉
(
おしろい
)
がごたごた
包
(
くる
)
まれてゐた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
嵯峨の
怪猫伝
(
かいびょうでん
)
の講談をはじめて読んだのは十ぐらいの時であった。父が厳格で頑固の
為
(
た
)
めに、講談小説の類を読む事を絶対禁止されていた。
怪談
(新字新仮名)
/
平山蘆江
(著)
何とかいう様な
所謂
(
いわゆる
)
口惜
(
くや
)
しみの念ではなく、ただ私に娘がその死を知らしたいが
為
(
た
)
めだったろうと、
附加
(
つけくわ
)
えていたのであった。
因果
(新字新仮名)
/
小山内薫
(著)
かの女は
咄嗟
(
とっさ
)
の間に、おならの
嫌疑
(
けんぎ
)
を甲野氏にかけてしまった。そしてその
為
(
た
)
めに突き上げて来た笑いが、甲野氏への
法外
(
ほうがい
)
な
愛嬌
(
あいきょう
)
になった。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
若し水面より、低いとすると、満潮の
為
(
た
)
め、海水が侵入すれば、外の海面と平均するまでは、ドシドシ
水嵩
(
みずかさ
)
が増すに相違ない。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
念の
為
(
た
)
め、行人をとらえてその
使
(
つかい
)
すべき家がそれであることを確めると、彼は勇敢にも、その式幕を潜って表玄関に達した。
自殺を買う話
(新字新仮名)
/
橋本五郎
(著)
そして
可笑
(
をか
)
しい事には、をりをりは何の
為
(
た
)
めにかうしてしやがんでゐるかといふことを、丸で忘れてしまつてゐるのである。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「昨日は一刻のひまを
偸
(
ぬす
)
み、東風子にトチメンボーの
御馳走
(
ごちそう
)
を致さんと存じ
候処
(
そろところ
)
、
生憎
(
あいにく
)
材料払底の
為
(
た
)
め其意を果さず、
遺憾
(
いかん
)
千万に
存候
(
ぞんじそろ
)
。……」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
此度
(
このたび
)
英照皇太后陛下
(
えいせうくわうたいごうへいか
)
の
御大喪
(
ごたいさう
)
に
就
(
つ
)
きましては、
日本国中
(
にほんこくぢう
)
の
人民
(
じんみん
)
は
何社
(
なにしや
)
でも、
総代
(
そうだい
)
として一
名
(
めい
)
づゝ
御拝観
(
ごはいかん
)
の
為
(
た
)
めに
京都
(
きやうと
)
へ出す事に
相成
(
あひな
)
りました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この大学生は
東京
(
とうきょう
)
に在学中、その郷里の家が破産をして、その
為
(
た
)
め学資の仕送りも出来ないようなわけになって、大変困る
貧窮
(
ひんきゅう
)
なことになった。
白い光と上野の鐘
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
由来国軍は外敵に対して我が国土を防衛する任務を課せられて、国軍あるが
為
(
た
)
めに国民は自ら武器を捨て、安んじて国土の防衛を
托
(
たく
)
したのである。
二・二六事件に就て
(新字新仮名)
/
河合栄治郎
(著)
年季職人
(
ねんきしよくにん
)
の
隊
(
たい
)
を組みて
夜
(
よ
)
を
喧鬨
(
けうがう
)
の
為
(
た
)
めに
蟻集
(
ぎしう
)
するに過ぎずとか申せば、
多分
(
たぶん
)
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
壮快
(
さうくわい
)
なる
滑稽
(
こつけい
)
は
復
(
また
)
と見る
能
(
あた
)
はざるべしと
小生
(
せうせい
)
は
存候
(
ぞんじそろ
)
(一七日)
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
けれどもそれからは皆尾がなくなりましたので、悪魔の姿は大変人間にまぎらはしくなり、その
為
(
た
)
め愚な人間は悪魔と友達になつて堕落しました。
悪魔の尾
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
前の日まで中気で寝ていた源さんは、その日無理をして仕事に出た
為
(
た
)
め工場で
過
(
あやま
)
って右腕に肉離れをして
了
(
しま
)
ったのです。
カンカン虫殺人事件
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
え、証人が倉「はい有ります、
御存
(
ごぞんじ
)
の通り一昨夜は
毎
(
いつ
)
もより蒸暑くて
夫
(
それ
)
にリセリウ
街
(
がい
)
で
所天
(
おっと
)
に分れ
内
(
うち
)
まで
徒歩
(
あるい
)
て帰りました
為
(
た
)
め大層
咽
(
のど
)
が乾きまして、 ...
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
索引
(
さくいん
)
は五十
音
(
おん
)
に
別
(
わか
)
ちたり、
読者
(
どくしゃ
)
の
便利
(
べんり
)
の
為
(
た
)
め
正式
(
せいしき
)
の
仮名
(
かな
)
によらず、オとヲ、イとヰ、の
類
(
るい
)
は
皆
(
み
)
な
近
(
ちか
)
きものに
入
(
い
)
れたり
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
一月十日 午前運動の
為
(
た
)
め亀井戸までゆき。やや十二時すぐる頃
帰
(
かえっ
)
て来ると。妻はあわてて予を迎え。今少し前に巡査がきまして牛舎を
見廻
(
みまわ
)
りました。
牛舎の日記
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
例えば
他人
(
ひと
)
から預っておいた彫刻品が、気候の
為
(
た
)
めに
欠損
(
きず
)
が出来たとかいう様な、
人力
(
じんりょく
)
では、
如何
(
どう
)
にも
致方
(
しかた
)
の無い事が起るのである、この
談
(
はなし
)
をすると
頭上の響
(新字新仮名)
/
北村四海
(著)
凡
(
およ
)
そ其半なるを
確
(
たしか
)
めたり、利根山奥は
嶮岨
(
けんそ
)
人
(
ひと
)
の入る能はざりし
為
(
た
)
め、
漫
(
みだ
)
りに其大を
想像
(
さう/″\
)
せしも、一行の探検に拠れば
存外
(
ぞんぐわい
)
にも其
狭
(
せま
)
きを
知
(
し
)
りたればなり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
癸未
(
みづのとひつじ
)
、皇后
体不予
(
みやまひ
)
したまふ。
則
(
すなは
)
ち皇后の
為
(
た
)
めに
誓願
(
こひねが
)
ひて、初めて薬師寺を
興
(
た
)
つ。
仍
(
よ
)
りて一百の僧を
度
(
いへで
)
せしめたまふ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
去り正しき道に入らしむるの
栞
(
しおり
)
とする
為
(
た
)
めなれば事の虚実は
兎
(
と
)
まれ
角
(
かく
)
まれ作者の心を用うる所の深きを知るべし
怪談牡丹灯籠:02 序
(新字新仮名)
/
総生寛
(著)
然
(
しか
)
るに
貴様
(
あなたさま
)
との関係と同じく
矢張
(
やはり
)
男の家で結婚を許さない、その
為
(
た
)
め男は
遂
(
つひ
)
に家出して今は
愛宕町
(
あたごちやう
)
何丁目何番地
小川方
(
をがはかた
)
に二人して
日蔭者
(
ひかげもの
)
の
生活
(
くらし
)
をして居る。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
私
(
わたし
)
は世の中へ迷惑をかけないで暮して行くと云ふことが世の中の
為
(
た
)
めだと思つて居るよ。自身で食べる物を作つて私は自分やおまへ達の着物を織つて居ます。
月夜
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
九月十九日
大連
(
だいれん
)
の吉田弧岳、亡妻三周年の忌日も内地に帰れず事変の
為
(
た
)
め足留めをくひ居れり、亡長男の七周年忌日が丁度子規忌当日なりと申越しければ。
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
私がそこへ行くと、「本郷から、大変でしたね……」と、人のいい床屋のお上さんは店からアンペラを持って来て、私の
為
(
た
)
めに寝床をつくってくれたりした。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
熔岩
(
ラバー
)
を
以
(
もっ
)
て閉じた
為
(
た
)
めに、ここに
秋元湖
(
しゅうげんこ
)
檜原湖と称する、数里にわたる新らしい湖を
谿谷
(
けいこく
)
の間に現出した、その一年後のことであるから、吾々の眼にふるる
処
(
ところ
)
雪の透く袖
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
「壮快々々。一番片岡君の
為
(
た
)
め祝宴を開いて
万歳
(
まんざい
)
を称へやう、」と伊勢武熊は傲然として命令するやうに
貧書生
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
すると奇妙なことに、その子に肛門がないので、それが
為
(
た
)
め、生れて三日目の朝、
遂
(
つい
)
に死んでしまった。
子供の霊
(新字新仮名)
/
岡崎雪声
(著)
「ではわたしだちは何の
為
(
た
)
めに此処にいるんでございましょう。わたしにはそれすら分らないんです。」
みずうみ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
「いえナニ、そういう訳じゃないんですが、……いつまた誰がこのお邸に来て、あの人を見つけるかしれませんからねえ。そうなるとあの人の
為
(
た
)
めになりませんよ」
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
左
(
さ
)
れば先生の
考
(
かんがえ
)
にては、新聞紙上に掲載を終りたる後、
更
(
さ
)
らに
自
(
みず
)
から筆を
執
(
とり
)
てその
遺漏
(
いろう
)
を補い、又後人の参考の
為
(
た
)
めにとて、幕政の当時親しく見聞したる事実に
拠
(
よ
)
り
福翁自伝:01 〔慶應義塾の社中にては〕
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
「前線は敵の
為
(
た
)
め占領されました。×中隊ならびに、×中隊は全員が負傷の様子であります……」
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
女鳥
(
めとり
)
の わがおおきみの
織
(
おろ
)
す機。
誰
(
た
)
が
為
(
た
)
ねろかも——、御存じ及びでおざりましょうのう。昔、こう、機殿の
牕
(
まど
)
からのぞきこうで、問われたお方様がおざりましたっけ。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
彼
(
か
)
の武者は
悠々
(
ゆうゆう
)
として西の宮の方へ
行
(
いっ
)
てしまったが、何が
為
(
た
)
めに深夜こんな
形相
(
ぎょうそう
)
をして、往来をするのか人間だろうか妖怪だろうか、思えば思うほど、不審が晴れぬと語りしは
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
元来女の性質は
単純
(
シンプル
)
な物事に信じ易いものだから、
尚更
(
なおさら
)
こういうことが、
著
(
いちじ
)
るしく現われるかもしれぬ。それが
為
(
た
)
めか、かの
市巫
(
いちこ
)
といったものは
如何
(
いかに
)
も昔から女の方が多いようだ。
テレパシー
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
それは
冗談
(
じようだん
)
であるけれども、さういふ風に人物なり事件なりが予定とちがつて発展をする場合、ちがつた
為
(
た
)
めに作品がよくなるか、わるくなるかは
一概
(
いちがい
)
に言へないであらうと思ふ。
一つの作が出来上るまで:――「枯野抄」――「奉教人の死」――
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
枕
(
まくら
)
の
下
(
した
)
や、
寐台
(
ねだい
)
のどこかに、
何
(
なに
)
かをそッと
隠
(
かく
)
して
置
(
お
)
く、それは
盗
(
ぬす
)
まれるとか、
奪
(
うば
)
われるとか、
云
(
い
)
う
気遣
(
きづかい
)
の
為
(
た
)
めではなく
人
(
ひと
)
に
見
(
み
)
られるのが
恥
(
はず
)
かしいのでそうして
隠
(
かく
)
して
置
(
お
)
く
物
(
もの
)
がある。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
玉
(
たま
)
の
如
(
ごと
)
き
肩
(
かた
)
に、
柳
(
やなぎ
)
の
如
(
ごと
)
き
黒髪
(
くろかみ
)
よ、
白百合
(
しろゆり
)
の
如
(
ごと
)
き
胸
(
むね
)
よ、と
恍惚
(
くわうこつ
)
と
我
(
われ
)
を
忘
(
わす
)
れて、
偉大
(
ゐだい
)
なる
力
(
ちから
)
は、
我
(
わ
)
が
手
(
て
)
に
作
(
つく
)
らるべき
此
(
こ
)
の
佳作
(
かさく
)
を
得
(
え
)
むが
為
(
た
)
め、
良匠
(
りようしやう
)
の
精力
(
せいりよく
)
をして
短
(
みじか
)
き
時間
(
じかん
)
に
尽
(
つく
)
さしむべく
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その不完全な工事の
為
(
た
)
めに、高い崖の上に
通
(
かよ
)
っている線路が
脱
(
はず
)
れたり、深い
谿谷
(
たに
)
の間に
懸
(
かか
)
っている鉄橋が落ちたりして、
為
(
た
)
めに、多くの人々が、
不慮
(
ふりょ
)
の災難に、
非命
(
ひめい
)
の死を
遂
(
と
)
げた事が
大叫喚
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
それに肺を
患
(
わずら
)
っておるということだし、一時は
不憫
(
ふびん
)
と思い、杉山の願いもあったから、住まわしてやったが、邸の
為
(
た
)
めに衛生上もよくないから、あの小僧は出て行かせなければならんの
面
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
“為”を含む語句
所為
行為
何為
為合
無為
御為
徒為
為替
為様
有為
作為
以為
人為
為出
為立
為掛
為難
当為
為事
為方
...