“只(たんだ)” の例文
カピ妻 此(この)仁(じん)はモンタギューの親戚(しんせき)ゆゑ、贔屓心(ひいきごゝろ)がさもない事(こと)を申(まう)させまする。此(この)不正(ふせい)な爭鬪(たゝかひ)には二十人餘(にんよ)も關係(かゝづら)うて只(たんだ)一人(ひとり)を殺(ころ)したに相違(さうゐ)ござりませぬ。
されば、近(ちか)しい友達(ともだち)をば只(たんだ)五六名(めい)限(かぎ)り招(まね)くことにしませう。……したが、貴下(こなた)、木曜日(もくえうび)でようござるか?
どうぢゃ! 噴水像(みづふき)どの! え、まだ泣(な)いておぢゃるか? え、いつまでも雨天(しけ)つゞきか? 其許(おぬし)は只(たんだ)一(ひと)つの小(ちひ)さい身體(からだ)で、船(ふね)にもなれば、海(うみ)にも風(かぜ)にもなりゃる。