“無償”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただ70.0%
たゞ20.0%
むしょう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから※は他人ひとの金を右から左へ持って行っただけで、三分にして年三割六分、全く無償ただで二割六分(二割六分!)も儲けているのだ。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
むかし王献之わうけんしの書が世間に評判が出るに連れて、何とかして無償たゞでそれを手に入れようといふ、虫のい事を考へるむきが多く出来て来た。
父の旧式水泳場をこの材木堀に無償むしょうで置いてくれ、生徒を世話してくれたり、見張りの船をいでくれたりして遠巻きに自分にからまっている材木屋の五十男貝原を見直して来た。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)