“やさか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤサカ
語句割合
八坂55.0%
八尺25.0%
10.0%
八阪5.0%
痩屈5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうも彼は、八坂やさか祇園林ぎおんばやしなど、遅桜おそざくらの散りぬく下を、宿の方へ、戻りかけていた。すると誰か、将門将門と、うしろで呼ぶ者がある。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女神はまず急いでかみをといて、男まげにおゆいになり、両方のびんと両方のうでとに、八尺やさか曲玉まがたまというりっぱな玉のかざりをおつけになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
みことを仰ぎ待ちつる間に、已にあまたの年を經て、姿體かほかたちやさかかじけてあれば、更に恃むところなし。
八阪やさか神社の祭礼はにぎやかであった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
痩屈やさかみ冷えしわが胸は、雪消ゆきげに濕り、冬過ぎて
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)