“祇園林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎおんばやし75.0%
ギヲンバヤシ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうも彼は、八坂やさか祇園林ぎおんばやしなど、遅桜おそざくらの散りぬく下を、宿の方へ、戻りかけていた。すると誰か、将門将門と、うしろで呼ぶ者がある。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義貞は、自己の陣地を、粟田口から十禅寺ノ辻の辺に占め、楠木勢は、祇園林ぎおんばやしへ下がって潜み、最勝寺の森には千種ちぐさ、名和。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祇園林ギヲンバヤシ・松囃子・林田楽ハヤシデンガクなどのはやしが、皆山の木を伐つて、其を中心にした、祭礼・神事のき物であつた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)