“祇園会”のいろいろな読み方と例文
旧字:祇園會
読み方割合
ぎおんえ66.7%
ぎをんゑ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京の祇園会ぎおんえ大阪おおさか天満てんま祭りは今日どうなっているか知らないが、東京の祭礼は実際においてほろびてしまった。しょせん再興はおぼつかない。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
京都の夏祭、即ち祇園会ぎおんえである。夏の白昼まひるの街路を、祭のほこや車が過ぎた後で、一雨さっと降って来たのである。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
祇園会ぎをんゑは六月七日である。棭斎父子は果して此日に京都まで引き返してゐたかどうか、これを知ることが出来ない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
祇園会ぎをんゑや僧の訪ひよるかぢがもと
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)