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雪消
ふりがな文庫
“雪消”の読み方と例文
読み方
割合
ゆきげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆきげ
(逆引き)
平次が行つた時は道だけは
泥濘
(
ぬかるみ
)
をこね返してをりましたが、田圃も庭も雪に埋もれて、
南庇
(
みなみびさし
)
から
雪消
(
ゆきげ
)
の
雫
(
しづく
)
がせはしく落ちてゐる風情でした。
銭形平次捕物控:117 雪の夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あのつんとすまし、ぬけぬけと白膚を天に
聳
(
そび
)
え立たしている伯母の山が、これだけは拭えぬ心の
染班
(
しみ
)
のように
雪消
(
ゆきげ
)
の形に残す。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
村端れの溝に芹の葉
一片
(
ひとつ
)
青んでゐないが、晴れた空はそことなく霞んで、
雪消
(
ゆきげ
)
の路の
泥濘
(
ぬかるみ
)
の處々乾きかゝつた上を、春めいた風が薄ら温かく吹いてゐた。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
雪消(ゆきげ)の例文をもっと
(12作品)
見る
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
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