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着痩
ふりがな文庫
“着痩”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きや
60.0%
きやせ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きや
(逆引き)
十九ばかりの品のあるお嬢さんが、しっとり寂しいほど、
着痩
(
きや
)
せのした、
縞
(
しま
)
お召に、ゆうぜんの
襲着
(
かさねぎ
)
して、
藍地
(
あいじ
)
糸錦の丸帯。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼女が小柄だったことは前に書いたが体は
着痩
(
きや
)
せのする方で
裸体
(
らたい
)
の時は肉づきが思いの
外
(
ほか
)
豊かに色が
抜
(
ぬ
)
けるほど白く幾つになっても
肌
(
はだ
)
に若々しいつやがあった平素魚鳥の料理を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
着痩(きや)の例文をもっと
(3作品)
見る
きやせ
(逆引き)
旅籠町
(
はたごちょう
)
へ遂に妾宅まで買ってやった
沢次
(
さわじ
)
の
外
(
ほか
)
に、
日本橋
(
にほんばし
)
にも浅草にも月々きまって世話をした女があったが、いずれも
着痩
(
きやせ
)
のする
小作
(
こづくり
)
な女であった。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
しかも
御衣勝
(
おんぞがち
)
の
着痩
(
きやせ
)
はしたが、玉の
膚
(
はだえ
)
豊かにして、汗は
紅
(
くれない
)
の露となろう、
宜
(
むべ
)
なる
哉
(
かな
)
、
楊家
(
ようか
)
の
女
(
じょ
)
、牛込南町における河野家の学問所、
桐楊
(
とうよう
)
塾の楊の字は、菅子あって、
択
(
えら
)
ばれたものかも知れぬ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
着痩(きやせ)の例文をもっと
(2作品)
見る
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
痩
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
“着”で始まる語句
着
着物
着換
着更
着替
着衣
着流
着附
着手
着座
“着痩”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
泉鏡花
永井荷風