“桐楊”の読み方と例文
読み方割合
とうよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別家のようで且つ学問所、家厳はこれに桐楊とうよう塾と題したのである。漢詩のたしなみがある軍医だから、何等か桐楊の出処があろう、但しその義つまびらかならず。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかも御衣勝おんぞがち着痩きやせはしたが、玉のはだえ豊かにして、汗はくれないの露となろう、むべなるかな楊家ようかじょ、牛込南町における河野家の学問所、桐楊とうよう塾の楊の字は、菅子あって、えらばれたものかも知れぬ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)