“桐一葉”の読み方と例文
読み方割合
きりひとは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街は雪解けで仄明(ほのあか)るい街のネオンサインが間抜けてみえる。かりの名をまず淀君(よどぎみ)としようか。蝙蝠(こうもり)のお安さんとしようか……。左団次の桐一葉(きりひとは)の舞台が瞼(まぶた)に浮かぶ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
そのあいだにおいて別種の注意をひいたのは、かの東京座の三月興行に坪内逍遥(つぼうちしょうよう)博士の「桐一葉(きりひとは)」を上演した事と、歌舞伎座の四月興行に森鴎外(もりおうがい)博士の「日蓮聖人辻説法(にちれんしょうにんつじせっぽう)」
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一、梧桐(ごどう)一葉(いちよう)落(おつ)の意を詠じなば和歌にても秋季と為るべし。俳句にては桐一葉(きりひとは)を秋季に用うるのみならず、ただ桐と言ふ一語にて秋季に用うる事あり。鷹狩(たかがり)は和歌にても冬季なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)