“桐野利秋”の読み方と例文
読み方割合
きりのとしあき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中村半次郎は後の桐野利秋きりのとしあきであります。この男が周囲にあるがゆえに、西郷の身辺に近づき難いということは、さもありそうなことです。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
熊本くまもとの暴動となり、かつては維新の大業をめがけて進んだ桐野利秋きりのとしあきらのごとき人物が自ら参加した維新に反して、さらに新政の旗をあげ
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
桐野利秋きりのとしあきに囲われた妾とか、乃木将軍にツリ銭をもろうた草鞋わらじ売りとか、喋々すると同様、卑劣めいた咄だ。