“きやせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
着痩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅籠町はたごちょうへ遂に妾宅まで買ってやった沢次さわじほかに、日本橋にほんばしにも浅草にも月々きまって世話をした女があったが、いずれも着痩きやせのする小作こづくりな女であった。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかも御衣勝おんぞがち着痩きやせはしたが、玉のはだえ豊かにして、汗はくれないの露となろう、むべなるかな楊家ようかじょ、牛込南町における河野家の学問所、桐楊とうよう塾の楊の字は、菅子あって、えらばれたものかも知れぬ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)