“緋鹿子絞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひかのこしぼ50.0%
ひがのこしぼ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
緋鹿子絞ひかのこしぼりの扱帯しごき、燃え立つような緋縮緬ひぢりめんの湯もじ、白足袋たびを穿かされた白い足首……そのようなものがこうした屍体解剖室の冷酷、残忍の表現そのものともいうべき器械
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その上から緋鹿子絞ひがのこしぼりの扱帯しごきをキリキリと巻付けてやりましたが、その姿の奇妙さ、滑稽さ……そうして、それと向い合って見下している黒怪人物の、今更に眼に立つ物々しい妖異さ……。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)