“御所車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしょぐるま80.0%
ごしよぐるま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春雨はるさめ御所車ごしょぐるま、さては、かっぽれ、と申しますような唄や、そうしたものの踊りの師匠だったのでございます。
両面競牡丹 (新字新仮名) / 酒井嘉七(著)
こんなせまっくるしい竹藪たけやぶん中で遊んだって、ちっとも面白かねえや! 都へ行きゃ、綺麗きれい御所車ごしょぐるまが一杯通ってるんだぞ! 偉い人はみんな車に乗って御殿に行くんだ! 綺麗きれいな着物を着て
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
お糸さんも細いすきとほつた声で、中音に都々逸どどいつ端唄はうたを歌ふ。素人しろうとばなれのした立派な歌ひぶりであつた。さう云ふ中で私も負けぬ気でうろおぼえの御所車ごしよぐるまなどを歌ふのである。ある晩お糸さんが
二黒の巳 (新字旧仮名) / 平出修(著)