“総州”のいろいろな読み方と例文
旧字:總州
読み方割合
そうしゅう66.7%
そうしう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは意外にも明智が総州そうしゅうの千葉から打ったものでした。私達は思わず歓呼の声を上げました。明智も無事だ。娘も帰る。
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その年の三月からりょうは学校へ出るのを全くやめて、あてもなく総州そうしゅうへんを旅行したりしていたらしいが、いよいよ神経衰弱がひどくなって、とうとう四月に国へ帰ってしまった。
亮の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
此年ことし二三享徳きやうとくの夏、二四鎌倉の御所ごしよ成氏朝臣しげうぢあそん二五管領くわんれい上杉うへすぎと御中けて、みたちひやう火に跡なく滅びければ、御所は二六総州そうしうの御味方みかたへ落ちさせ給ふより、関の東たちまちに乱れて