“誂向”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あつらえむ72.0%
あつらえむき12.0%
あつらいむ8.0%
あつらいむき4.0%
あつらへむき4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“誂向”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 自然科学 > 論文集 評論集 講演集(児童)50.0%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
勝負はこれから、まず腹をこしらえてからのこと、それには鼻の先へお誂向あつらえむきのこの鍋——これをひとつ御馳走にあずかっての上で……
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こう言って、夜道を緩々ゆるゆると東の方へ立去る両箇ふたりの旅人があるのを以て見れば、外は、やっぱり誂向あつらえむきのいい月夜に相違ない。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
尖端には誂向あつらえむきの釘がありますから、それに麻縄の端を引っかけると、一間半ほど向うのお粂の部屋の格子に掛けられないことはありません。
それも、前夜の真夜中頃雨が上ってから、轢死事件のあった午前四時何十分までに、その附近を通った足跡丈けが、お誂向あつらえむきに残っていたという訳だ。で刑事は先に云った犬の真似を始めたんだ。
一枚の切符 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「偽物だよ、よく見るがいい、書いてある場所が誂向あつらいむきすぎるし、第一、悪者にさらわれて行く女が、あんな手際の良いものを書けるわけはねえ」
実にお誂向あつらいむきのところに来てくれたよ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「おや、誂向あつらいむきですぜ。窓際で、向う向いたまま編物をして居る——」
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
四月一日、それは藥を飮む事と、喰べることと、眠ることと、それから遊ぶ事より外には能のない人間にとつては、まことにお誂向あつらへむきの新規ななぐさみであつた。
嘘をつく日 (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)