“誂物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あつらえもの50.0%
あつらへもの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより温厚の人でございますから、ってと云うので、是から無極の二階へ通りました。追々誂物あつらえものの肴が出てまいりましたから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「明日までに納める誂物あつらえものがあるから、どうしても出られないって言ってたぜ」
女中は折角誂物あつらへものを訊いたのには答へないで、思ひもかけない事をいふ客をうさんくさゝうに見ながら、首を傾けた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
貴重きちよう尊用そんようはさら也、極品ごくひん誂物あつらへものは其しなよくじゆくしたる上手をえらび、何方いづく誰々たれ/\ゆびにをらるゝゆゑ、そのかずに入らばやとて各々おの/\わざはげむ事也。かゝる辛苦しんくわづかあたひため他人たにんにする辛苦しんく也。