“誂:あつ” の例文
“誂:あつ”を含む作品の著者(上位)作品数
夏目漱石8
三遊亭円朝3
ニコライ・ゴーゴリ1
二葉亭四迷1
吉川英治1
“誂:あつ”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸6.5%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
迷亭が来たから、迷亭にがんが食いたい、雁鍋がんなべへ行ってあつらえて来いと云うと、かぶこうもの
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
当人の説明では赤は身体からだに薬になるから、衛生のためにわざわざあつらえるんだそうだが、入らざる心配だ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「どうです、喰べて見なすったか、折れんように箱をあつらえて堅くつめて来たから、長いままでありましたろう」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そこであつらえたうなぎ蒲焼かばやきあまたるくて食えないと云って、須永はまた苦い顔をした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
するとその男はモーニングでなくては教場へ出られないと云いますから、私はまだ事のきまらない先に、モーニングをあつらえてしまったのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其処そこ書林ほんやから、本をあつらへまするに、今度こんど何々なに/\さくをねがひますとたのみにきまする時に
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
これほどあつらえ向きな時に外套が届けられるということは、ちょっとほかにはあり得ないことだろう。
外套 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
長「兄さんの名は何とか云ったっけ、ポン太さんじゃアねえ恭太さんか、親方にそう云っておくれ、去年の十月あつらえた二挺の鋏はもう出来上ったかって」
「それじゃ仕舞ッてからでいからネ、何時いつもの車屋へ往ッて一人乗一挺いっちょうあつらえて来ておくれ、浜町はまちょうまで上下じょうげ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
御米のおもわくを聞いて見ると、ここで十円足らずの金がはいれば、宗助の穿く新らしい靴をあつらえた上、銘仙めいせんの一反ぐらいは買えると云うのである。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ウム、仮面箱めんばこを隠しておくにゃ、ここはおあつらえにできている」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いくらおあつらえむきでも、こう年を取っちゃ仕方がない。ねえお延」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
勘三はまだ帰らなかった。あつらえた支那蕎麦が本当に十杯ばかりも並んだ。
泣虫小僧 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
「この叔母さんなら、ちょうどおあつらえむきかも知れないがね」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「折角のあつらえ物を冷たくしちゃ勿体ねえから食べてやったのよ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いい迷惑だ。時に君はかゆを食うならあつらえてやろうか」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
懸額かけがくあつらえるとき五円なにがしか取られた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「だって玉子は僕があつらえたんだぜ」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それからお汁粉もあつらえてまいれ
安「お前何をあつらえたんだ」
新しくズボンも作らねばならず、古い長靴の胴に新しい面皮を張らせたときの靴屋への旧い借金も払わなければならず、おまけに、シャツを三枚と、それにまだ、こんな公刊物の文中ではどうも明らさまに名前を挙げることもはばかられるような、下につけるものを二つ仕立女にあつらえなければならない。
外套 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)