“別誂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べつあつら80.0%
べつあつらへ20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きなことをいうと思ったが、だんだんくと、大牟田にある三井の染料工場から「劇薬」をシャくうのに使うとかで、別誂べつあつらえの註文ちゅうもんだったという。——
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
喬之助と右近の影武者同士は例によって神出鬼没しんしゅつきぼつをきわめ、魚心堂はその唯一の武器である別誂べつあつらえの釣竿を振り廻し、知らずのお絃ちゃんは男装している。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
島徳蔵氏は成金の一にんである。最近弟の定治郎ていぢらう氏が、多額納税議員に当選したので、島氏はこの世界は神様が自分達の為に別誂べつあつらへに拵へたもののやうに思ひ出したらしい。
まへ鍛冶屋かじやに四ほん大形おほがたのを別誂べつあつらへするなど
「蝶々にも並出来と別誂べつあつらえとあるのか」
……しかしおこの別誂べつあつらへもつて、とりのブツぎりと、玉葱たまねぎと、凍豆腐こゞりどうふ大皿おほざらんだのを鉄鍋てつなべでね
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「大變も大變、今日のは別誂べつあつらへの大變だ、驚いちやいけませんよ、親分」