“別誂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べつあつら72.7%
べつあつらへ18.2%
べつあつ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸い誰も気がつかなかったけれど……見給え、この靴は別誂べつあつらえなんだ。不恰好を構わず、出来るだけ楽なように、足の形のままに作らせたんだ。
……しかしおこの別誂べつあつらへもつて、とりのブツぎりと、玉葱たまねぎと、凍豆腐こゞりどうふ大皿おほざらんだのを鉄鍋てつなべでね、沸立わきたたせて、砂糖さたう醤油しやうゆをかきぜて、わたし一寸ちよつと塩梅あんばいをして
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
大丈夫だったら、あの人は朝までは帰って来やしないわよ、ねえン、そんなに薄情にしないでぎゅっと抱いてようン、あの人どんなだか知らないけど、あたしのは万人に一人の別誂べつあつらえよ、さあおとなしくして、これを
ゆうれい貸屋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)