“では”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出端36.4%
出羽36.4%
出外18.2%
出入9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その次の中入後のワキ・ワキヅレの待謡まちうたひから、後ジテの出端ではの登場・神舞かみまひきりのロンギまでは、全曲の急の部分であるから、これはテンポを早めて颯爽たる所を見せねばならぬ。
演出 (新字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
重価ちようくわんとほつして春暖しゆんだんて雪の降止ふりやみたるころ、出羽ではあたりの猟師れふしども五七人心を合せ、三四疋の猛犬まうけんき米としほなべたくはへ、水とたきゞは山中るにしたがつて用をなし、山より山をこえ
女性が、式場を出外ではずれると、彼女はそこで、四人の大学生に取りかれた。大学生達は皆死んだ青年の学友であるらしかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
田地を買って楽にしておいでなさるが、わしも久留島さまへ出入ではいるから、れが御縁になって時々お藤さまを訪ねると、先方むこうさまでもやれこれ仰しゃって下さるから、私もハア時々機嫌聞きにくと
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)