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出羽
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では
ふりがな文庫
“
出羽
(
では
)” の例文
で、さういふ者を檢擧する爲に、
新徴組
(
しんちようぐみ
)
といふものが出來た。その
中
(
うち
)
には、
彼
(
か
)
の有名な
土方歳三
(
ひぢかたとしざう
)
や、
近藤勇
(
こんどういさむ
)
といふやうな人も
入
(
はい
)
つて居た。そして其の支配が
出羽
(
では
)
の庄内の
酒井左衞門尉
(
さかゐさえもんのじやう
)
。
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
其
重価
(
ちようくわ
)
を
得
(
え
)
んと
欲
(
ほつ
)
して
春暖
(
しゆんだん
)
を
得
(
え
)
て雪の
降止
(
ふりやみ
)
たるころ、
出羽
(
では
)
あたりの
猟師
(
れふし
)
ども五七人心を合せ、三四疋の
猛犬
(
まうけん
)
を
牽
(
ひ
)
き米と
塩
(
しほ
)
と
鍋
(
なべ
)
を
貯
(
たくは
)
へ、水と
薪
(
たきゞ
)
は山中
在
(
あ
)
るに
随
(
したがつ
)
て用をなし、山より山を
越
(
こえ
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
山里丸
(
やまざとまる
)
の一加番が越前大野の
土井能登守利忠
(
どゐのとのかみとしたゞ
)
、
中小屋
(
なかごや
)
の二加番が越後
与板
(
よいた
)
の井伊
右京亮直経
(
うきやうのすけなほつね
)
、
青屋口
(
あをやぐち
)
の三加番が
出羽
(
では
)
長瀞
(
ながとろ
)
の
米津伊勢守政懿
(
よねづいせのかみまさよし
)
、
雁木坂
(
がんきざか
)
の四加番が
播磨
(
はりま
)
安志
(
あんじ
)
の小笠原
信濃守長武
(
しなのゝかみながたけ
)
である。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
後年俳人の
碧梧桐
(
へきごどう
)
がここを旅して、『
出羽
(
では
)
で
最上
(
もがみ
)
の
上山
(
かみのやま
)
の夜寒かな』
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“出羽”の意味
《固有名詞》
出 羽(でわ、いでわ)
旧国名。東山道に位置する。出羽国。現在の山形県と北東秋田を除く秋田県の範囲。後に羽前、羽後に分割された。
(出典:Wiktionary)
“出羽(
出羽国
)”の解説
出羽国(でわのくに)は、かつて存在した令制国の一つ。東山道に属する。現在の山形県と秋田県。上国。
(出典:Wikipedia)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“出羽”で始まる語句
出羽守
出羽作
出羽国
出羽嶽
出羽最上
出羽越中
出羽國
出羽某
出羽国象潟
出羽守俊胤