“出羽守”の読み方と例文
読み方割合
でわのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後から、第一番に松平越中守えっちゅうのかみ久世大和守くぜやまとのかみ、松平周防守すおうのかみ、牧野備中守びっちゅうのかみ岩城播磨守いわきはりまのかみ、それにお側御用御取次水野出羽守でわのかみの以上六名が、いずれも一人一役のお歴々である。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この時は信政が宝永七年に卒したので、津軽家は土佐守信寿のぶしげの世になっていた。辰盛は享保きょうほう十四年九月十九日に致仕して、十七年に歿した。出羽守でわのかみ信著のぶあきの家をいだ翌年に歿したのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「伯父さんの家はたしか旧長谷川出羽守でわのかみ侯の藩士でしたねえ」
幽霊屋敷の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)