“出入帳”の読み方と例文
読み方割合
でいりちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
智謀のうつわというものか、情熱の武士というものか、又、飽くまで緻密ちみつな計数で出来ているこの「金銭出入帳でいりちょう」のような、明晰めいせきな頭腦の持主だろうか。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
素人とならばその日その日の金銭出入帳でいりちょう書く事怠らぬがよし。商売に出でなば勤めべき処よく勤むべし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)