“出入場”の読み方と例文
読み方割合
でいりば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でもはア此の近辺の者での人に掛ってなおらねえのはねえと云う、うちも小さくって良いお出入場でいりばえようだが、城下から頼まれて
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ために、主な出入場でいりばの、御当家では、方々のお客さんから、叱言が出ます。かれこれ、大島屋さんのお耳にも入りますな、おかみさんが、可哀相な盲小僧だ。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つけよと申渡されコリヤ勘兵衞其品は彦兵衞出入場でいりばよりあつらへなれば早速さつそく辨償わきまへねばならず奉公人彌七行方ゆくへ知れる迄は右の品々しな/″\彦兵衞に聞合せのこらず辨償わきまへつかはせと申さるゝに勘兵衞私し儀も所々しよ/\相尋あひたづねしかども行方ゆくへれず右品々とても高金なれば勿々なか/\調達てうだつ出來難し依ては彌七行方相知るゝ迄彦兵衞不肖ふせう仕つる樣仰付おほせつけられ下さるべしと申立るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)