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出入
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ではひり
ふりがな文庫
“
出入
(
ではひり
)” の例文
「門口の戸かい、あれは僕が
出入
(
ではひり
)
するに
開
(
あ
)
けなければならないから開けはするが、締める必要なんかちつとも無いぢやないか。」
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
露西亜
(
ロシヤ
)
の虚無党などとも通信し合つて居るさうに御座りまするし、其れに彼奴、教会を放逐された後は、何でも
駿河台
(
するがだい
)
のニコライなどへ
出入
(
ではひり
)
するとか申すので、警視庁でも
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
今まで
間断
(
ひつきり
)
なしに客が
出入
(
ではひり
)
して、低い
声音
(
せいおん
)
だの、高い哄笑だの、面白さうな
笑声
(
せうせい
)
などがその一室に
巴渦
(
ともゑうづ
)
を巻いてゐたが——疲れ果てたやうな、早くさういふ人達から自由になりたいといふやうな
時子
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
ところが、この頃になつて急に樹に元気がなくなつたので、
何
(
ど
)
うした事かと、よく調べてみると、隣りの
旅籠屋
(
はたごや
)
から
出入
(
ではひり
)
する馬車の
故
(
せゐ
)
で、車の肩が突き当る度に、
樹肌
(
こはだ
)
が擦りむけてゐたのだと判つた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“出入”の意味
《名詞》
出 入(しゅつにゅう)
出ることと入ること。
出すことと入れること。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“出入”で始まる語句
出入口
出入場
出入先
出入司
出入帳
出入事
出入境
出入留
出入邸
出入商人