“堀川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりかわ92.9%
ほりかは7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鰻谷は嫌いだから今日はよそうとその日はやめにした。翌日になると細君がまた新聞を持って来て今日は堀川ほりかわだからいいでしょうと云う。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼の友だちは堀川ほりかわという小説家志望の大学生である。彼等は一杯の紅茶を前に自動車の美的価値を論じたり、セザンヌの経済的価値を論じたりした。
早春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
美田みたの源次が堀川ほりかはの功名にうつゝかして赤樫あかがしの木太刀を振り舞はせし十二三の昔より、空肱からひぢでて長劒の輕きをかこつ二十三年の春の今日けふまで、世に畏ろしきものを見ず、出入いでいる息をのぞきては
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)