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出入
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だしい
ふりがな文庫
“
出入
(
だしい
)” の例文
と
今
(
いま
)
はたいたまゝで、
元二
(
げんじ
)
が、
財布
(
さいふ
)
の
出入
(
だしい
)
れをする
内
(
うち
)
、
縁側
(
えんがは
)
の
端
(
はし
)
に
置
(
お
)
いた
煙管
(
きせる
)
を
取
(
と
)
つて、
兩提
(
りやうさげ
)
の
筒
(
つゝ
)
へ
突込
(
つゝこ
)
まうとする
時
(
とき
)
、
縁臺
(
えんだい
)
の
下
(
した
)
から、のそ/\と
前脚
(
まへあし
)
を
黒
(
くろ
)
く
這
(
は
)
ひ
出
(
だ
)
した一
疋
(
ぴき
)
の
黒猫
(
くろねこ
)
がある。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
旧同藩の士族二人を監督に
置
(
おい
)
て仕事をさせて居る中に、職人が朝夕紙の
出入
(
だしい
)
れをするから、蔵に
這入
(
はいっ
)
てその紙を見て大に驚き、大変なものだ、途方もないものだ、この家に製本を始めたが
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
今日
(
こんにち
)
のお客来で
御蔵
(
おくら
)
から道具を
出入
(
だしい
)
れするお掃除番が、
粗忽
(
そこつ
)
で此の締りを開けて置いたかしらん、何にしろ
怪
(
け
)
しからん事だと、段々側へ来て見ますと、
塀外
(
へいそと
)
に今の男が立って居りますからハヽア
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
途
(
みち
)
すがらも、
度々
(
たびたび
)
の
頂戴
(
ちょうだい
)
ゆえに、猿の面も被ったまま、脱いでは飲み被っては飲み、
質
(
しち
)
の
出入
(
だしい
)
れの
忙
(
せわ
)
しい酒じゃな。あはははは。おおおお、
竜
(
たつ
)
の
口
(
くち
)
の
清水
(
しみず
)
より、馬の背の酒は格別じゃ、甘露甘露。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“出入”の意味
《名詞》
出 入(しゅつにゅう)
出ることと入ること。
出すことと入れること。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“出入”で始まる語句
出入口
出入場
出入先
出入司
出入帳
出入事
出入境
出入留
出入邸
出入商人