出入しつにゅう)” の例文
その話の様子からして考えると、彼はのべつにこういう場所に出入しつにゅうして、その刺戟しげきにはとうに麻痺まひしながら、因習の結果、依然として月に何度となく同じ事を繰り返しているらしかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)