トップ
>
出入
>
いでいり
ふりがな文庫
“
出入
(
いでいり
)” の例文
阿部家は
尋
(
つい
)
で文政九年八月に
代替
(
だいがわり
)
となって、伊予守
正寧
(
まさやす
)
が
封
(
ほう
)
を
襲
(
つ
)
いだから、蘭軒は正寧の世になった
後
(
のち
)
、
足掛
(
あしかけ
)
四年阿部家の
館
(
やかた
)
に
出入
(
いでいり
)
した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
人の家に
出入
(
いでいり
)
する、まめやかなる
侏儒
(
しゅじゅ
)
の
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
渋江の家に
出入
(
いでいり
)
する中で、職人には
飾屋長八
(
かざりやちょうはち
)
というものがあり、商人には
鮓屋久次郎
(
すしやきゅうじろう
)
というものがあった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
疾く
出入
(
いでいり
)
せよ。7590
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
近習医に任ぜられてからは、
詰所
(
つめしょ
)
に
出入
(
いでいり
)
するに、
朝
(
あした
)
には人に先んじて
往
(
ゆ
)
き、
夕
(
ゆうべ
)
には人に後れて
反
(
かえ
)
った。そして公退後には士庶の病人に接して、
絶
(
たえ
)
て
倦
(
う
)
む色がなかった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
当時品川に住んでゐて、町役場に
出入
(
いでいり
)
する一知人がわたくしに書を寄せた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
其家に
出入
(
いでいり
)
する佐々木文仲と云ふものをして、余りに深く内事に干渉するに至らしめたのではないかと疑ふ。佐々木は恐くは洋人の所謂「家庭の友」に類した地位を占むるに至つたのであらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“出入”の意味
《名詞》
出 入(しゅつにゅう)
出ることと入ること。
出すことと入れること。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“出入”で始まる語句
出入口
出入場
出入先
出入司
出入帳
出入事
出入境
出入留
出入邸
出入商人