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大
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でけ
ふりがな文庫
“
大
(
でけ
)” の例文
「ところで、はい、あのさ、
石彫
(
いしぼり
)
の
大
(
でけ
)
え糸枠の上へ、がっしりと、立派なお堂を据えて戸をあけたてしますだね、その中へこの……」
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「時々、裏山へひょこひょこ登って行っちゃあ、大谷原や
蛇
(
じゃ
)
ヶ池の辺で、たんだ独りぼっちで、
大
(
でけ
)
え声出して
喚
(
わめ
)
いているってえこったもの」
旗岡巡査
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
婆「何だかお医者が
随
(
つ
)
いて来まして
膏薬
(
こうやく
)
に
練
(
ね
)
ると、これが
大
(
でけ
)
え薬になる、毒と云うものも、使いようで薬に成るだてえました」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
われあ
大
(
でけ
)
え男になつた
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「
大
(
でけ
)
えからなあ!」
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
飛んでもねえ
嫉妬野郎
(
やきもちやろう
)
だ。
大
(
でけ
)
い声を出してお帳場を呼ぼうかね、旦那さん、どうするね。私が一つ横ずっぽう
撲
(
は
)
りこくってやろうかね。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
母「おゝ、
大
(
でけ
)
え観音様のお堂だ、南無大慈大悲の観世音菩薩様少々
此処
(
こゝ
)
を拝借しまして、此処で少し養生致します。さア惣吉力一ぺえ押せよ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
親父が
塩梅
(
あんべい
)
が悪いので
手前
(
てめえ
)
往って仕切を取って
来
(
こ
)
うというので、仕切を取りに来ましたよ、
何
(
なあ
)
んに取引先きは神田佐久間町の善右衞門が一番
大
(
でけ
)
えから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「こんな
大
(
でけ
)
い内で、手を敲いたって何が聞えるかね。電話があるでねえか、それでお帳場を呼びなさいよ。」
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
着物も何だか知んねえ物を着て来たんだ、年い十八じゃア
形
(
なり
)
い
大
(
でけ
)
えな、それ娘のおわかよ、
父
(
とっ
)
さまに似てえるだ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
馬も別れを惜んで泣きやんした、
私
(
わし
)
も馬の泣いたのを初めて見やんしたが、
大
(
でけ
)
い眼から涙を砂原にパラ/\と落しやんした時には、
私
(
わし
)
い人に別れるより辛くって
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大
(
でけ
)
え穴にはなったが疵口が癒ってしまって、達者になったのだ、寿命のある人は別なもんか、助かるめいと思ったお
前
(
めい
)
さんが
此様
(
こん
)
なに
大
(
でか
)
くなったのにゃア魂消やした
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「どうかあの皆さん相宿の方に病人がありやすから、
余
(
あんま
)
り
大
(
でけ
)
え声をして、わア/\笑わないように、喧しいと病人が眠り付かねえで困るだから、
静
(
しずか
)
になさえましよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
其様
(
そん
)
な事べえ云ってハア手におえねえのサ、もっと
大
(
でけ
)
え
負傷
(
けが
)
アして片輪になる者さえあるだに、
左様
(
そう
)
心配
(
しんぺえ
)
しねえが
宜
(
え
)
えと云うが、
彼
(
あれ
)
は
幼
(
ち
)
っけえ時から内気だから、ハア
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
多「ハア六十になれば
年分
(
ねんぶん
)
には
大
(
でけ
)
え事になりやすが、一ヶ月で
幾許
(
いくら
)
になりやす」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此の
大
(
でけ
)
え
身代
(
しんでい
)
に
障
(
さわ
)
る事もありますまい、人の難儀を救わねえのが開化の
習
(
なら
)
いでございますか、私は旧弊の田舎者で存じませぬ、もう再び此の
家
(
うち
)
へはまいりません只今貴方の
仰
(
おっ
)
しゃった事は
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
直に吉浜から江の浦小田原と
手分
(
てわけ
)
えして尋ねたが知んねいでしまった、何でも山越しに箱根の方へ
遁
(
ぬ
)
げたこんだろうと
後
(
あと
)
で評議イしたことサ、孩児は背中の疵が
大
(
でけ
)
えに血がえらく出たゞから
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
後
(
うしろ
)
を
振返
(
ふりけえ
)
り/\行く………見ろよ…………あゝ誰か
大
(
でけ
)
え馬ア引出しやアがって、馬の蔭で見えなくなった、馬を田の
畦
(
くろ
)
へ
押付
(
おッつ
)
けろや…あれまア大え
庚申塚
(
こうしんづか
)
が建ったな、
彼
(
あ
)
れア昔からある石だが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
側に女さア附いているだて撃つことが出来ねえだ、己ア
大
(
でけ
)
え声で、
女郎
(
めろう
)
退
(
ど
)
けやアと
喚
(
がな
)
っても退かねえでな、手を合せて助けてくれちッて泣くでえ、女郎退かねえば
撃
(
ぶ
)
っ殺すぞと云っても逃げねえだ
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
助「はい御免、
大
(
でけ
)
い鏡だなア、髪結うかねえ」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“大”を含む語句
大丈夫
大人
大概
大海
大洋
大神
大方
大切
大家
大分
大通
大臣
大変
大将
大根
大嫌
大地
大略
大王
大食
...