犬と人と花いぬとひととはな
ある町はずれのさびしい寺に、和尚さまと一ぴきの大きな赤犬とが住んでいました。そのほかには、だれもいなかったのであります。 和尚さまは、毎日御堂にいってお経を上げられていました。昼も、夜も、あたりは火の消えたように寂然として静かでありました。 …
作品に特徴的な語句
うえ きょう あま なか にん からだ やわ よる ねん のち 御堂おどう なま きゅう 数年すうねん 生活せいかつ せい むす はら わか ほうむ かる しず あたま 一人ひとり した 乞食こじき ひと 人々ひとびと 人間にんげん 今年ことし 今度こんど ほとけ 仕事しごと はたら 元気げんき つと くち 和尚おしょう よろこ いとな こま 境内けいだい はか こえ おお 天気てんき ふと 娑婆しゃば 子供こども 寂然ひっそり てら ちい 小旗こばた 屋台やたい つね 平和へいわ とし いく とこ 庭先にわさき とく こころ 心配しんぱい おこ おこた わる かな した ねんご 旅人たびびと はる ひる 時分じぶん むら