“大(おゝ)” の例文
目藥(めぐすり)の瓶(びん)が歩(ある)くやうであらうと誹(をと)すに、馬鹿(ばか)を言(い)つて居(い)らあ、それまでには己(おい)らだつて大(おゝ)きく成(な)るさ、此樣(こん)な小(ちい)つぽけでは居(い)ないと威張(ゐば)るに、夫(そ)れではまだ何時(いつ)の事(こと)だか知(し)れはしない
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此(この)美登利(みどり)さんは何(なに)を遊(あそ)んで居(ゐ)る、雨(あめ)の降(ふ)るに表(おもて)へ出(で)ての惡戯(いたづら)は成(な)りませぬ、又(また)此間(このあひだ)のやうに風引(かぜひ)かうぞと呼立(よびた)てられるに、はい今(いま)行(ゆき)ますと大(おゝ)きく言(い)ひて、其聲(そのこゑ)信如(しんによ)に聞(きこ)えしを耻(はづ)かしく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)