“黄（あめ）” の例文

夕光（ゆうかげ）のかがよふ舟に頸（うな）かぶし目見（まみ）おとなしき黄（あめ）の牛はも

海阪 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

稻搗（いなき）をとめが靜歌（しづうた）に黄（あめ）なる牛（うし）はかへりゆき

白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)

黄（あめ）なる牛か、雲群れぬ

有明集 (旧字旧仮名) ／ 蒲原有明(著)

稻搗（いなき）をとめが靜歌（しづうた）に黄（あめ）なる牛はかへりゆき

泣菫詩抄 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

すそあかる黄（あめ）いろの遠（をち）に、海鳥（うみどり）

第二邪宗門 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

黄（あめ）まだら足惱（あなゆ）む牛（うし）は

白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)

“黄（黄色）”の解説

黄色（黃色、きいろ、オウショク）は、基本色名の一つであり、色の三原色の一つである。ヒマワリの花弁のような色。英語では yellow と言う。暖色の一つ。波長 570〜585 nm の単色光は黄色であり、長波長側は橙色に、短波長側は黄緑色に近付く。RGBで示すと赤と緑の中間の色。黄（き、オウ、コウ）は同義語。
現代日本語では一般に「黄色」（名詞）、「黄色い」（形容詞）と呼ぶ。これは小学校学習指導要領で使われ、母語として最初に学ぶ色名の一つである。しかし JIS 基本色名やマンセル色体系における公式名称は一般に黄色ではなく黄（黃、き）である。複合語内の形態素としては、黄緑、黄身、黄信号など、「黄」が少なくない。
(出典:Wikipedia)

黄	常用漢字 小２ 部首:⿈ 11画