“鵄”の読み方と例文
読み方割合
とび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀忠から文句を云われたとき「自分がの尾の槍を以て陣したときは、一度も崩れたことがないが、石垣は無心のもの故是非に及ばない」
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
下総国香取郡万歳の後山へ、村の者ども五人連れ立って木こりに行きけるに、少しかたえなる山の端に、常のよりは汚気に見ゆる一つ羽を休めいたり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「秋の雲、靉靆と、あのたちまち孔雀となって、その翼に召したりとも思うお姿、さながら夢枕にお立ちあるように思出しましたは、貴女令嬢様、貴女の事じゃ。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)