“金鵄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんし93.3%
カナトミ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
功六級の金鵄きんし勳章と、勳七等の青色桐葉章を得意氣にぶら下げた動物學の先生の稚氣、それ等は寧ろ氣持の好い先生達の愛嬌だつた。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
(左の脇腹に擦過傷かすりきずを一つ負うただけで、金鵄きんし勲章をもらって、人からは日露戦争の勇士だの、なんだのと云われるが、なにが面白い)
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
第一は、その光の源である脱出の女神が、巌壁の中でその孤独と、寂寥に堪えがたい時、金鵄カナトミの命はそれを慰めんとして、弓五張を並べて、音階的な配列で、かなでたというのである。
脱出と回帰 (新字新仮名) / 中井正一(著)