“廊下鳶”の読み方と例文
読み方割合
ろうかとんび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或るうちへ遊びに行ったら、正太夫という人が度々遊びに来る、今晩も来ていますというゆえ、その正太夫という人を是非見せてくれと頼んで、廊下鳶ろうかとんびをして障子のすきからそっのぞいて見たら
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
…失礼します。……居堪いたたまらなくて、座を立つと、——「散歩をしましょう。上野へでも、秋の夕景色はまた格別ですよ。」こっちはひけすぎの廊下鳶ろうかとんびだ。——森の夕鴉ゆうがらすなどは性に合わない。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)