“中廊下”の読み方と例文
読み方割合
なかろうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、刷りあげた名簿をひとまとめにしてかかえこむと、すぐ中廊下なかろうかをへだてた真向かいの室にはいって行った。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
こうした句から直ちに日本の家を聯想れんそうし、中廊下なかろうかの薄暗い冷たさや、梅雨に湿った紙の障子や、便所の青くさいにおいや、一体に梅雨時のカビくさく、内部の暗く陰影にみちた家をイメージすることから
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)