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夕鴉
ふりがな文庫
“夕鴉”の読み方と例文
読み方
割合
ゆうがらす
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうがらす
(逆引き)
幽
(
かす
)
かに聞える
伝通院
(
でんずういん
)
の
暮鐘
(
ぼしょう
)
の
音
(
ね
)
に誘われて、
塒
(
ねぐら
)
へ急ぐ
夕鴉
(
ゆうがらす
)
の声が、
彼処此処
(
あちこち
)
に聞えて
喧
(
やか
)
ましい。既にして日はパッタリ暮れる、
四辺
(
あたり
)
はほの暗くなる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
今まで
長閑
(
のどか
)
そうにかかっていた
凧
(
たこ
)
の影もいつか
夕鴉
(
ゆうがらす
)
の黒い影に変わって、うす寒い風が吹き出して来た。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
晩秋の日は
甲州
(
こうしゅう
)
の山に傾き、膚寒い
武蔵野
(
むさしの
)
の夕風がさ/\尾花を
揺
(
ゆ
)
する野路を、夫婦は疲れ足曳きずって甲州街道を指して歩いた。
何処
(
どこ
)
やらで
夕鴉
(
ゆうがらす
)
が唖々と鳴き出した。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
夕鴉(ゆうがらす)の例文をもっと
(8作品)
見る
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
鴉
漢検1級
部首:⿃
16画
“夕”で始まる語句
夕
夕餉
夕飯
夕陽
夕方
夕靄
夕闇
夕日
夕暮
夕焼
“夕鴉”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
二葉亭四迷
吉川英治
泉鏡花
岡本綺堂