“鳶（だこ）” の例文

漁史は、手応の案外強きに呆れ、多少危懼せざるに非ざれども、手繰るに従いて、徐々（しずしず）相近づくにぞ、手を濡らしつつ、風強き日の、十枚紙鳶（だこ）など手繰る如く、漸く引き寄す。

大利根の大物釣 (新字新仮名) ／ 石井研堂(著)

“鳶”の意味

《名詞》

（とび、とんび）猛禽類の一種。

(とび)建築現場で足場を組むなどの業を担う職又はその職人。
(出典:Wiktionary)

“鳶（トビ）”の解説

トビ（鳶、学名: Milvus migrans）は、タカ目タカ科に属する鳥類の一種。トンビとも言う。学名はラテン語で Milvus が「トビ」、migrans が「さまよう」を意味する。
ほとんど羽ばたかずに尾羽で巧みに舵をとり、上昇気流に乗って輪を描きながら上空へ舞い上がる様や、「ピーヒョロロロロ」という鳴き声はよく知られており、日本ではもっとも身近な猛禽類である。
(出典:Wikipedia)

鳶	漢検準1級 部首:⿃ 14画